14歳になって間もない頃、口の周りの毛が抜け始め、赤く腫れて粉をふいている状態になりました。
ひょっとしてアトピー?と思いながら、病院に連れて行きました。
診察して言われたことは、アトピーかもしれないけど、アレルギーかどうか診断するのは難しいとのこと。
とりあえず、口の周りをまめに拭いて様子を見るようにと言われました。
口周りの毛はその後もどんどん抜けていき、範囲が広がっていきました。
それでも言われた通り、とにかくきれいに口周りを拭きとり、清潔にし、乾燥してガビガビになったところは保湿クリームを塗って様子を見てみてみました。
2、3ヶ月かかったかもしれませんが、少しずつ肌が柔らかくなり、毛が生え始め、なんとか治すことができました。
この症状、いまでも時々出るのですが、いまお世話になっている病院で診てもらったところ、口唇炎だそうです。
原因は色々あるようですが、老犬ということもあって、免疫力が落ちると肌に普通にいる常在菌が悪さをすることがあるみたいです。
抗生物質と炎症、痒み止めのステロイドの飲み薬が処方され、症状が軽ければ1ヶ月くらいで良くなるように思います。
ただ、口唇炎になる背後にアレルギーのような他の病気が引き金になっていることもあるので、しっかり病院で経過を見てもらうと安心です。
なんとなく季節も関係しているように思うのですが、これまで良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、どうにか対処しています。
このことがきっかけで、食事のこと、アレルギーのことを考えるようになりました。
少し落ち着いた頃、体の痒みのことも気になっていたので、アレルギー検査をしてみました。
結果は特に問題があるものではありませんでしたが、小麦やとうもろこしがちょっと微妙な感じで、他にもいくつか数値は0ではなく、低く出ているものがありました。
先生いわく、このアレルギーの検査、信憑性がそんなに高い訳ではないようです。
いちばんわかりやすいのは、普段の食事から飼い主さんがよく観察して、何を食べた時にどんな反応が出たか観察していくのが良いそうです。
そして疑った食べ物をしばらく与えないようにした時に、症状が消えるかどうか根気よく確かめることが大事になります。
ただ、ドッグフードを食べていると、いろんな食材が入っているので、原因を引き起こしている食材を見極めるのは難しいかもしれません。
それでもまず出来ることとして、タンパク源のお肉に何が使われているか、穀物類に反応していないかどうか、大きく分けてこの2つを気にかけると良いようです。
結局のところ、プータさんの痒みの原因はよくわからないのですが、痒みを引き起こす原因はアレルギーだけではないので、よく観察するしかないんだと思います。
高齢になると肌が敏感になったり、老人性イボがあるとその周りが痒くなるらしく、よく掻き壊しています。
フード選びにいろいろ迷いましたが、今は鹿肉とスイートポテトのシンプルなフードを食べさせながら、様子を見るようにしています。(参考までに食べているフードを載せておきます)
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犬のごはん、難しいですね。
プータさんの体調の変化を見ていると、フードにいろいろな食材が入っていれば栄養たっぷりで「良い」とは単純には言えないと学びました。
アレルギーの心配があるときは、獣医さんと相談し、その子の体質にあったごはんを気長に見つけていくしかないように思います。
結局のところずっとフードジプシーは続くのかもしれません。
なにはともあれ年齢の変化によるフードの見直しは大変ですし、大事です。
次回は、これまでの間にしてきたフードの見直しについて書いてみたいと思います。