プータとわたしと時々ダーリン

目の不自由なおじいちゃん犬プータと家族のささやかな日常を綴ります

犬の目の病気 眼球ろう

「眼球ろう」って聞いたことがありますか?

 

プータさんは網膜剥離になった後、半年くらい経った時だったと思いますが、この「眼球ろう」になってしまいました。

 

「眼球ろう」とは、網膜剥離ぶどう膜炎などの重篤な目の病気や炎症、損傷によって目が萎縮して、眼球そのものが死んでしまった状態のことを言います。

 

失明の場合はまだ眼圧が保たれているので眼球の形がキープされていますが、「眼球ろう」になってしまうと眼球が萎縮してしまうために、見た目に大きな変化があります。

 

プータさんの場合、定期的に測っていた眼圧の数値が低く、目が小さくなっていることから「眼球ろう」に気がつきました。

 

眼球が萎縮しているせいで、瞼が内側に入り込んでしまうため、どうしても目ヤニが溜まりやすくなってしまいます。

 

瞼の内側に溜まった目ヤニは、なかなか表に出てこないので綺麗に取るのが大変なんですが、だからと言って放っておくと、結膜炎を起こしてこじらせてしまうことがあります。

 

目の痛みが強く出てきてしまうと、眼球摘出をしなければならない場合もあるそうです。

 

なので目の機能を完全に失っていても、毎日の目ヤニケアは重要です。

 

プータさんも毎日頑張っているのですが、結構大変です😢

 

何せ目なのでそんなに力は入れられませんし、カピカピにこびりついたものや、粘度のある目ヤニは取るのに時間がかかります。

 

ホウ酸水の目薬で洗眼するという方法もあるのですが、プータさんはホウ酸水だと刺激が強いようなので、精製水をコットンにたっぷり含ませて取っています。

 

とにかく優しく、そっと目頭から目尻に向かってひたひたのコットンでなぞります。

 

それでも浮いてこない時は、瞼を少し上に持ち上げてそっと取り出していきます。

 

なぞるだけの時はいいのですが、瞼を持ち上げる時は嫌がるので、とにかく優しく声をかけて気を紛らわしながら取っていきます✨

 

最近はこの時に目薬もついでに済ませるようにしているのですが、上手くやる秘訣は二つあることに気がつきました。

 

一つは、とにかく力を抜いて優しく触ること。(力を抜くって結構難しい)

 

もう一つは、眠くなってきているタイミングでやることです。

 

テンションの高い時にやらない方が、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとってもリラックスしてできるような気がします。

 

目の見えない子は警戒心が強くなっているので顔まわりを触られるのが苦手です。

 

お互いに緊張しないためにも、テンションが低くなっている時、眠そうな時がgood timingです。

 

優しく瞼をなぞっていると、うとうとし出す時もあるので、「目ヤニをとることは気持ちのいいこと」っと思ってもらえるようになりたいです。

 

目のケアは信頼関係が大事です。

 

これからも一緒にがんばっていこうね✨

 

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右目が萎縮しています