プータとわたしと時々ダーリン

目の不自由なおじいちゃん犬プータと家族のささやかな日常を綴ります

もてなしの心得

ここ最近、空の色や風が秋めいてきて、子どもの頃の記憶が蘇ってくる時があります。

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秋祭りのとき、祖母の家に行くと、お赤飯と煮物がたくさん作られていて、なんだか祖母が楽しそうにしていたのを思い出します。

 

毎年恒例となっているものでしたが、娘や孫たちが来たときに、祖母なりの「おもてなし」をしてくれたのだと思います。

 

「おもてなし」と言えば、オリンピック招致のスピーチで話題になりましたけど、日本人にとっては特に意識せずとも日常的に大切にしているマナーと言えるのではないでしょうか。

 

「おもてなし」の歴史を紐解いてみると、平安時代に遡り、上流階級の人たちがお茶をたしなむ「茶の湯」から始まった言われています。

 

戦国時代に入り、「茶の湯」は茶道へと発展していきますが、元々お茶は禅宗の修行で飲まれていたこともあって、茶道の中に禅の思想に基づく深い精神性を、茶道の祖と言われる村田珠光千利休が反映させていったようです。

 

「利休七則」と呼ばれる「おもてなし七か条」を少し取り上げると、『夏は涼しく冬暖かに』とあるのですが、お客さまを迎えるにあたって、夏は打ち水をし、冬は囲炉裏など暖をとれるよう、居心地の良い部屋を整えておくよう教えています。

 

また、『刻限は早めに』では、準備は早めに取り掛かって、心に余裕を持ってお客さまに接するよう教えています。

 

他者を思いやる心を持って、ともに時間を過ごす「おもてなし」って素敵な文化ですよね。

 

ほかの国の「おもてなし」の歴史も、調べてみると面白いものがあります。

 

中でも聖書の中に見られる「おもてなし」、これまた素敵なんですよね。

 

「もてなし」に相当するギリシャ語には「見知らぬ人に対する親切」という意味があるそうで、聖書の書かれていた時代では、見ず知らずの旅人も客人としてもてなしていたそうです。

 

具体的には、一晩あるいは数日滞在するよう勧めたり、お客さんの食事はもちろん、一緒に連れてきている家畜の餌や世話もされたとか。

 

この至れり尽くせりの「おもてなし」は単なる礼儀というよりかは、聖書の神を喜ばせる行為と考えられていたので、心を込めてできたのかもしれません。

 

『人をもてなすことに努めなさい』という聖書の言葉は、人をもてなす機会を自分の方から探すよう勧めていて、「もてなしの心得」を教わったような気がします。

 

今は残念なことに、コロナの影響でなかなか人をもてなす機会がないけれど、「おもてなしの心」を忘れず、またいつか大切な友人たちを招いて、お茶や食事がしたいです。

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出番待ちです✨



今日はとりあえず、zoomでお茶を楽しむことにしましょうか☕️

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