ペット医療の進歩や飼育環境の良さからワンちゃんたちの寿命が伸びたのは良いことなのですが、それに伴って人間と変わらぬ介護の問題が出てきました。
老犬の介護には、食事の補助、給水、オムツ替え、投薬、転倒したときに起き上がらせること、寝たきりの子であれば床ずれ防止に体の向きを変えてあげることなど、お世話をしなければならないことがたくさんあります。
それなのにまだまだ老犬介護の大変さや苦労は理解されておらず、ペットの世話になぜそんなに手を焼いているのかと、冷ややかな目で見られることがあります。
仕事をしながら介護をされている飼い主さんの中には、職場にペットのお世話のために休暇を願い出ることや、シフトの調整をしてもらうことに気が引ける方もいらっしゃるのではないでしょうか?
これまではコロナ禍で「自粛生活」、「おうち時間」、と外での活動が制限されていたからよかったようなものの、今は普通に外で活動しています。
リモートワークができる環境であれば、家にいながら様子をみることができるので助かりますが、なかなかそう都合よくはいかないでしょう。
そうした介護期ならではの難しさや、また医療費の負担にストレスを感じて、残念ながら飼育放棄をしてしまうケースもあるようです。
私も本格的な介護期を迎えるようになって、改めて最後まで責任を持つことの大切さを感じています。
有り難いことに私の親しい友人たちは、いつも温かい言葉をかけてくれるのですが、それでも時々「ペットなんか飼うから大変な目に遭うんだ」みたいな冷たい反応をする人もいます。
人それぞれどう反応するかは自由なのだから、それでいいと言えばいいのだけれど、やっぱり悲しくなります。
歳をとることは悲しいことだけれど、それでも犬との暮らしは幸せです。
これまでたくさんの癒しをもらってきました。
だからこれまでのありがとうの気持ちを込めて、ちゃんとプータさんにお返ししたいです。
お世話に疲れてしんどくなった時は、今しか伝えられないありがとうの気持ちをお思い起こすようにしたいと思います。
同じように我が子の介護に奮闘されている飼い主の皆さん、ほんとうにお疲れ様です!今日もたくさんの愛がワンちゃんたちに伝わりますように!