プータとわたしと時々ダーリン

目の不自由なおじいちゃん犬プータと家族のささやかな日常を綴ります

たとえ空の巣になったとしても

 

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幼い息子をベビーカーに乗せ、ちょっぴり大変そうにしている私を見て、

 

「大丈夫、大変な時期はすぐに過ぎて楽になるから。」

 

と人生の先輩が優しく言ってくれたのを、懐かしく思い出します。

 

子育てが大変と思う度に、その言葉を思い出しては、よく気持ちをリセットしていました。

 

確かに子どもが育つのはあっという間で、手のかかる時期や、反抗期は、ずっと続くわけではありません。

 

嵐のように感じる時もいずれ終わり、過ぎ去ってしまいます。

 

そんな時期を乗り越えながら育てて来た私の息子も、いよいよ結婚を機に巣立ちます。

 

嬉しいような寂しいような、なんとも言えない変な気持ち。

 

んっ、これってもしかして、「空の巣症候群」?

 

「空の巣症候群」って子どもが自立し、子育てに全力を尽くしてきた専業主婦がなりやすく、更年期と重なる40代50代の女性が発症しやすいってあるじゃないですか!

 

「やだ、私、当てはまるかも😱」

 

「なんとも言えない虚無感とか今感じていますけど…」

 

子育てって、大変なときは早く楽になりたいと思うのに、子育てが終わったら終わったで寂しくなるなんて、勝手なものですよね。

 

「空の巣症候群」とはうまく言ったものだと思うけれど、でも今感じる虚無感とか寂しさって、ちょっと考え方を変えることで和らぐんじゃないかなって思ったりもするんです。

 

確かに子どもが自立することで、巣の中は空っぽになるけれど、でも私はそもそも人間で、鳥ではないので、空っぽになった巣をどう扱うかは私次第なんですよね。

 

雛鳥は一度巣立つとその巣には戻ってこないかもしれないけれど、人間の「我が家」という「巣」にはいつでも遊びに戻って来れるじゃないですか。

 

疲れた時には、お嫁さんを連れてゆっくり休みに来ればいいし、気が向いた時に二人で帰って来ればいいのです。

 

そして古巣で英気を養って、また自分達の巣に戻って行けばいい。

 

そんな風に思ったりするんです…

 

まあ、そのためには、いつでもほっと出来る場所に整えておかなければならいし、何よりも今度は息子だけでなく、お嫁さんが気兼ねなく遊びに来れるよう、環境を整えておこうと思うと、まだまだ空の巣になんかなりません。

 

あ〜、人間でよかった😃

 

それにしてもまずは、お嫁さんと仲良くならなくちゃだめですよね。

 

よく夫の実家に帰るのは苦痛だと聞きますが、お嫁さんに余計な気を使わせることのないよう、お姑さんというより、良いお友達になりたいです✨

 

夫が帰る時には、「一緒に行きたい」と言ってもらえるよう頑張ろうと思います。

 

そして何よりも、せっかく子育てが終わったのです。

 

古巣に子どもがいなくなった今、自分のための時間を大事にしたり、夫やプータさんと過ごせる時間もこれまで以上に大事にしていきたいです。

 

やってみたいこと、今まで後回しにしてきたことをしながら、元気に生き生きしている姿を、息子に見せられたらいいけれど。

 

さあ何から始めてみようかな。

 

good-by「空の巣症候群」!😄

 

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