プータとわたしと時々ダーリン

目の不自由なおじいちゃん犬プータと家族のささやかな日常を綴ります

大人のホームシック

犬のいる暮らしを18年もしていると、長い留守をしないという生活のパターンが身に染みついているのを痛感します。

 

プータさんが居なくなってからもうすぐ半年になるというのに、出掛けていても早く帰らなければと、ソワソワしてきてしまうんです。

 

そんなソワソワ状態が続いている中、すっかり落ち込んでいる私のために、夫が温泉に行こうと急遽連れて行ってくれました。(夫もかなり寂しがっていますけど…)

 

もう何年旅行なんて行っていなかったのだろう。

 

猛暑の中の小旅行。

 

綺麗な海の景色と美味しい食事。

 

疲れや痛みにじんわり働きかける温泉のお湯。

 

そして初めてのアロマオイルマッサージ。(この歳になってエステデビューです☺️)

 

こんな時間もあったのかぁ、と久しぶりに感じる贅沢な時間。

 

それなのにあのソワソワ感が現れ、夜中になっても全然眠れない。

 

そして早く家に帰りたいと思っている。

 

「あれっ、夕食にアイスコーヒー飲んだせいかな?」

 

「いつもと違うことをして頭が覚醒したのか?」

 

「いや、ホームシック!」

 

自分でも驚いたけれど、大人でもホームシックになることってあるんですね。

 

なんだかちょっと恥ずかしい気がするけど、しょうがない。

 

これまでの生活習慣、そして大切な思い出の詰まっている場所。

 

「家」は私にとってこれまで以上に大切な場所になったのだなぁと思いました。

 

プータさんと一緒に過ごした家での記憶。

 

思い出すと寂しくなるけど、忘れたくない。

 

お兄ちゃんやお父さんが帰ってくると、早くお迎えに行きたくてドアを開けろとガリガリしていた跡。文字通り、爪痕を残していってくれました😄



胸の痛みを感じながらも、どこかほんわかしてくる感覚もあって、幸せだった時間の再確認が出来る。

 

「大人のホームシック」、克服できるのかな?

 

「少々不安はあるけれど、これからお母さんは、お父さんといろんな所に旅に出ようと思っているよ。」

 

「プータさんの分まで、たくさん、たくさん楽しいことを経験していくからね。」

 

全然眠れなかった早朝、散歩に行ってみたら頭のみのカブトムシを発見😳
さらに目が覚めた(さすがに写真は撮っていません)

 

竹林の爽やかさに癒される