最近少しずつ片付けをしているのですが、懐かしい思い出の品が、いろいろ出てきました。
小学生の頃から集めていたレコード、コンサートのパンフレット、そして写真。
こういうものが出てきてしまうと、片づけの手が止まってしまって作業が全然進みません。
そして気がつくと、図々しくも10代の頃にタイムスリップしているんです😄
私は小学3年生の時にピアノを習い始め、最初は張り切ってお稽古に行っていたのですが、そのうち楽譜を読むという壁にぶつかりました。
一気にやる気スイッチはオフ状態になり、そのうちお稽古をズル休みするようになったんです。
当然母にバレてしまい、続けるのかやめるのか自分で決めなさいと言われ、本音を言えばやめたかったのだけれど、変な意地を張り「やめない」と言ってしまったんです。
でも今思えば、不本意ながらも続けて良かったと思います。
その後の私は、クラッシックにどハマりし、弾きたい曲があるがために譜読みの重要性を理解して、最初の壁を乗り越えることができました。
クラッシックオタクになるまでの豹変ぶりに先生もドン引きしていましたが、先生には本当によくしていただき、感謝しています。
中学生になり、聞く音楽のジャンルに変化が起きます。
時代はニューミュージックブーム。
オフコースの「さよなら」、流行りましたぁ😄
そしてユーミン、杏里、竹内まりや、サザンなどなど、クラッシックとは全然違う音の世界にワクワクしたものです。(80年代の洋楽もよかった〜!)
でも一番影響を受けたのは、当時サントリーホワイトのCMで伊東たけしさん(現T -SQUARE)がリリコンという電子楽器を吹いて流れてきた曲。
「こんなにかっこいい音楽があるなんて」と衝撃でした✨
高校に行ったらフュージョンバンドをやりたい!
新しいスイッチが入り、念願かなってバンド活動を始めることが出来たのです。
THE SQUAREやCASIOPEAのコピーバンドでしたが、とにかく楽しくて楽しくて💕
クラッシックとは全然違い、裏のリズムをとるのに苦労をしましたが、新しいことがとっても新鮮でした。(ちなみにバンドのギターはダーリンでした☺️)
大学に入ってからは少し路線が変わりましたが、私と夫はそのままバンドを続け、結局ここまで長い付き合いになりました。
当時を振り返るとすごいバンドブームで、『三宅裕司のいかすバンド天国』(通称イカ天)というオーディション番組が流行りました。
今は自分の音楽を聞いてもらう手段もたくさんあるし、機材のクオリティが高い!
なんとも羨ましい時代です…
昔バンドでやっていた曲が不意に流れると、あっという間に気分はかつてのバンドガール。
あの時ピアノをやめていたら、その先の楽しいことには繋がらなかったと思うと、嫌なこと、めんどくさいことから逃げなくてよかったと思います。
だって楽しいタイムスリップがこんなにも簡単に出来てしまうのですから、私にとってそれはなんとも幸せなことなのです✨