プータとわたしと時々ダーリン

目の不自由なおじいちゃん犬プータと家族のささやかな日常を綴ります

老犬 我が家の夜鳴き対策

シニア犬との生活で悩まされるのが、「夜鳴き」です。

 

我が家では、昨年の秋頃から夜鳴きが目立つようになりました。

 

最初の頃はどう対処したら良いのか分からず、明け方4時まで眠れなかったこともありました。

 

シニア犬の夜鳴きというと、すぐに認知症が原因なのではないかと思われるかもしれませんが、実際には認知症以外の理由で夜鳴きをしている場合の方が多いように思います。

 

そもそも認知症の見極めはそう簡単ではないと思います。

 

よく言われる徘徊のような行動も、視力を失った故のぐるぐる歩きだったり、隙間に挟まるのも見えていなければ当然あり得ます。

 

プータさんも当初、認知症を疑ってみたのですが、どうも他に原因がありそうだと思い、あれこれ夜鳴き対策をしてみました。

 

その甲斐あってか最近はぐずることはあっても、明け方まで眠れないということはなくなりました。

 

でももし認知症が限りなく疑われる場合には、かかりつけの先生に相談して、場合によっては睡眠薬を処方してもらった方がいいかもしれません。

 

夜鳴きが原因で飼い主さんの寝不足が続くと、体も心も参ってしまい鬱になることがあるそうなので、無理は禁物です。(更年期おばさんの私にとっては特に寝不足は応えます😵)

 

お互いが気持ちよく暮らせる方法を見つけていくことは、とても大切なことだと思います。

 

そこで我が家でやってみてよかった夜鳴き対策のいくつかを、今回ご紹介してみたいと思います。

 

1、体に痛みや痒みのような、不快な症状があるのではないかと疑ってみる

 

プータさんの場合、アトピーがあったり、腰も弓状にかなり曲がっているため、体に不快感があるのは否めません。

 

それでなかなか鳴き止まない時は体のチェックをしてみます。

 

足腰が痛そうにしているときは優しくさすってマッサージをします。

 

肌の痒みが気になっていそうな時は、保湿スプレーやクリームを塗ってケアをします。

 

2、喉が渇いている

 

意外とこれに気がついていなかったように思いました。

 

以前なら自分で喉が渇いたらお水を飲みに行っていましたが、目が不自由になり、歩くのも面倒になった今、飲ませて欲しいと思っているんです。

 

寝る前に飲む水は、寒い日であれば水よりもぬるま湯の方が体も温まるのでいいように思います。

 

プータさんはぬるま湯を飲んで満ち足りると、静かになって寝てくれます。

 

3、小腹が空いて鳴いていることがある

 

シニア犬になると、一度に食べられる量が減ったり、偏食がちになったりするので、ご飯を残すことがあるかと思います。(一日の食べた量を把握していることは大事)

 

私はご飯を残すのは、単に今日は食欲がなかったからだと思っていたのですが、これがどうやらプータさんなりの意思表示で、「これは私が食べたいものはではありません」のサインだと言うことに気がつきました。

 

元気な頃は何でも文句を言わずに食べてくれていたので、この変化には驚きです。(もちろん体調が理由で食欲がないときもあると思います)

 

ご飯の匂いを嗅ぎ、「ん〜」って深くため息をついて「これじゃないです」のサインが出た時は、「それではトッピング増し増しにしますか?それとも他のものを追加しましょうか?」と、お母さんちょっとイラッとしますが、今のプータさんにとって食べることが唯一の楽しみなのだと気持ちを切り替えます。

 

そうやってあれこれ手を打っても気に入らずお残しすると、結局寝る頃になってお腹が空いてきてしまうんだと思います。

 

それで寝る前なのでたくさんはあげられませんが、ドッグフードをほんの少し食べさせたり、ボーロのようなおやつをあげると、人間と同じでお腹が満たされ、眠くなってきます。

 

4、室温の管理を様子を見ながらする

 

シニア犬は筋肉量も減り、代謝も悪いので寒がりになります。

 

夏はクーラー、冬は暖房の設定温度を気にしますが、結局のところ本人の様子を見ながら温度調節をしたほうが確実なような気がします。

 

体が震えていたり、足先が冷たい時はかなり冷えていると思います。

 

冬は特に気を使いますが、ここ最近は服を重ね着しています。

 

一番心配なのは夜寝ている時の温度。

 

シニア期に入ってからは冬は寝ている時も暖房をつけっぱなしにして、敷き毛布も使って寝かせています。(電気代の値上がりが痛いです🥲)

 

暑過ぎず寒すぎずで程よい体温になると、自然と眠くなるんだと思います。

 

暖かくすると寝つきがいいです



5、安心させてあげる

 

加齢による体の変化によって不安になることがワンちゃんにもあるんだと思います。

 

特にプータさんの場合、目が見えずアイコンタクトが取れないので不安は大きいはず。

 

よく私に顔を埋めてきて、匂いを思いっきり嗅いで甘えてくるのですが、そうやって安心と確認をしているのでしょう。

 

抱っこしたり、満足するまでたくさん撫でてあげると、うとうとし始めることがあります。

 

そして面白いなと思っているのですが、プータさんは昔から「きらきら星」の歌が好きで、この歌を聞くと寝つきがよかったので、歌ったり、Spotifyでプータさん用の子守唄のプレイリストを作り、音楽を流します✨

 

そしてもう一つ最近仲間入りしたのが、息子が赤ちゃんの時に使っていた、お母さんの心臓の音がする羊のぬいぐるみ。

 

君のおかげです🥹



うちの息子もかつては夜泣きがひどく、この羊のぬいぐるみにどれほど助けられてきたことか🥲

 

それが今やプータさんに受け継がれているとは。(とっておいて良かった✨)

 

音を聴きながら寝ているような…💤



効果の方は、あるような気がする⁈(犬のお母さんの方が心拍がもっと早いかも)

 

興味のある方は試してみてください😄

 

6、睡眠のサイクルを整える

 

人間もそうですが、昼夜逆転してしまっては当然眠れません。

 

シニア犬なので寝ている時間は多くなりますが、日中少しでも活動させる時間を意識してみるのも良いかと思います。

 

午前中に何時間寝ているか、お昼寝は何時間しているかを把握していると良いです。

 

7、寝る前の行動パターンを理解しておく

 

これが結構大事だと思うんですが、寝る前にトイレは何回済ませているかとか、一回、目が覚めると次に眠くなるまでどのくらいの時間がかかるかなど、その子のパターンのようなものが必ずあると思います。

 

元気な頃と比べたら就寝のパターンが全然違うのですが、最近のプータさんの入眠パターンを見極められるようになって少し楽になりました。

 

8、家族の理解と協力

 

時には飼い主さんの休みたい時間に眠れないこともあるでしょうけれど、そんな時は美味しい飲み物を自分のために入れてみたり、ワンちゃんが眠くなるまでグダグダ過ごすのもよし、頭が冴えない程度にゆる〜い映画やテレビを観るのもよし、いろいろ自分に優しくなれることを探してやってみるのもいいかもしれません。

 

まぁそう言う私も夜鳴きが始まった頃は、次の日のことを考えて焦ったり、イライラしたりしていましたが、こればかりは飼い主の方が変化に合わせていくしかないんですよね。

 

夜鳴きに加え、夜中にトイレに連れていかなければならない時もあるので、飼い主の睡眠時間や睡眠のパターンも変わりました。

 

夫の理解や協力があって何とか過ごせていることを考えると、ありがたいです😌

 

今日は夜鳴きが酷いなと思った時は、「生きていれば必ず眠くなるはずなのだからきっと大丈夫」と自分に言い聞かせて、心に余裕を持つようにしたいです🌙