昨年から、コロナでおうち時間が増え、外食にもほとんど行かず、専業主婦の私はひたすらご飯を作っていたような気がします。
ただでさえ、更年期の憂鬱で、食事の支度なんてしたくないのに。
もう、コロナめ〜!😡
学生の頃、予備校の先生が本当なのか冗談なのか、CAさんのことを、「空中飯炊女」と書くと言っていたのですが、何だか馬鹿にしていますよね。
そんなこと言ったら、私は「地上飯炊き女」ですよ😤
今はテイクアウトもいろいろできるし、冷凍食品も充実しています。
Uber Eatsだって利用できる。
でも、夫の成人病予防を考えると、食事に手を抜きたくないのです。(詳しくは「玉ねぎの力とニューヨーク」をご覧ください)
そこで、憂鬱な自分のご機嫌を取るために、少々懐は痛いですが、思い切って調理器具を新調することにしました。
憧れの「鉄のフライパン」。
よく鉄のフライパンって「育てる」って言いますよね。
使えば使うほど、油馴染みも良くなって、いい感じになるってわけです。
丈夫で、お肉も美味しく焼ける。
餃子も皮がパリッ、カリッて焼けると聞けば、使ってみたくなるではないですか。
「よし、育ててみるぞ」と意気込んで買ってみたのでした。
もう時期一歳になる私のフライパン。
ちゃんと育ったのかと言いますと、
「微妙」😅
製品が悪いのではありません。
とても良いお品だと思います。
実際、ここのメーカーのものを使っている方も多いはず。
これはあくまで、私の心の問題なのです。
腕の問題ではなく、心の問題?
そう、「鉄のフライパンは育てるもの」とはよく言ったもので、使っている人がどう使うかで良くも悪くもなるんだと思います。
鉄のフライパンは、テフロン加工のフライパンに比べて手入れが必要になります。
使う際には、油返しをしてから使わないと、食材がくっついてしまい、仕上がりが最悪です。
先日、餃子を焼いたときに、めんどくさがって油返しをせずにいきなり焼いてみたら、まあ大変!
皮が鍋底にピッタリくっつき、焦げ始め、フライ返しで慎重に剥がそうと思ってもびくともしません。(息子曰く、そういう時は、お酢を入れると綺麗に剥がれるのだとか)
でも母にはそんな余裕はありません。
もう待てないと思い、力ずくでフライ返しですくってみると、あら恥ずかしい、具が丸見えの餃子たち!😱
全部剥がされて、中丸見えだなんて。(もはや餃子に見えない)
はぁ〜っ、餃子に申し訳ない…
何とかお皿に盛られたその「皮なし餃子」を食卓に出す時の怖さと言ったら…
夫の反応、息子の反応、想像したくありません。
もうしれっと出しちゃって、食べれば同じと言ってしまおう。
息子、「わー、どうしたの?」
夫、「もうテフロンのフライパン買えば?」
私、「あぁ〜😩」
今、めちゃくちゃテフロンのフライパンを買おうか迷っています。
でも、鉄のフライパンは、私のこういうめんどくさがるところ、ガサツなところを矯正してくれるような気がするんです。
鉄のフライパン、「fumiさん、もうちょっと落ち着いてごらん、あなたの心は今乱れています」って教えてくれているような…
「鉄のフライパン」
40年以上前に食べた、母の白身がカリカリした目玉焼きを久しぶりに思い出しました。
当時はテフロン加工のフライパンなどなく、母は当然のようにフライパンを育てていたのだなと思うと、私も諦めずに大事に育ててみようかなと思うのでした。
育ててみたい方はお試しあれ✨