プータとわたしと時々ダーリン

目の不自由なおじいちゃん犬プータと家族のささやかな日常を綴ります

歳を重ねる 柳のようにしなやかに

あっという間に歳ってとっていくんですね😮‍💨

 

最近特にそんな風に感じます。

 

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若い頃は、歳を重ねるごとにしっかり根の張った、「大樹のような人」になりたいと思っていました。(身長だけは大樹のように大きく伸びましたけど😄)

 

でも実際、50歳を過ぎて思うのは、「大樹」というより、「柳のようなしなやかさ」があったほうがいいのではないかと思うようになりました。

 

大きな木って、嵐のような強い風に吹かれた時、意外と耐えきれずに折れてしまうことがありますよね。

 

下手すると、根っこごと倒れてしまったりして…

 

そう考えると、嵐にも耐えられるような、しなやかな木の方がいいのではないかと思うのです。

 

この50数年の間、順調な時ばかりではなかったですし、世の中もずいぶん変わりました。

 

しっかり強く立つだけでは、対処できないこともあると気がつきました。

 

嵐のような時こそ、柔軟に風を交わせる木のようであった方が、心折れずにいられると思うのです。

 

その点、お手本のような生き方をしているのが、プータさんです。

 

プータさんにとってこの2年間、嵐のような時だったと思います。

 

食べるものも変わり、目も不自由になり、体力も随分落ちて、ストレスのかかる大きな変化を受けてきました。

 

そうした変化の嵐の中、しなやかに自分の状態を受け入れ、順応していく姿に、私は励まされてきました。

 

例えば、何かこだわりがあったのかもしれませんが、かたくなに1階に設置したトイレを使おうとしなかったのですが、目が不自由になってから使うようになってくれました。(おかげで私は階段の登り下りが減って楽になりました😊)

 

そして甘え方も変化しました。

 

ほんとうなら前みたいに、120%のエネルギーでジャンプして飛びつきたいのでしょうけれど、「忍法くっつきの術」とでも言っておきましょうか、ひっそりと近づき、気がづくと足元にピッタリくっていて甘えてきます。

 

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忍法 くっつきの術 🥷

 

匂いと気配を感じて安心しているのかもしれません。

 

でも私があまりにも気がつかないでいると、ちょっぴり鼻水のついた冷たい鼻で、ツンツンと突いてきます。

 

「あらあらこんな近くにいてくれていたのね。ありがとう💕」と言って、頭を撫でてくれるのを待っています😊

 

ほんとうに幸せな時間です✨

 

そんなプータさんを見ていると、いつまでも出来なくなったことに執着するのではなく、潔ぎよく諦めて先に進んでいっているように思えます。

 

柔らかいんですよね。

 

自分の力ではどうにもならないことに抗うのではなく、風になびくように、柔らかく受け入れていったほうが結局幸せでいられるのかもしれません。

 

「嵐の中で必死に抵抗していると、自分の心が折れてしまうよ」とプータさんに教えられているような気がします😌

 

またひとつ、今月歳をとりますが、自分の生き方の信念は持ちつつも、柳のようにしなやかに生きてみたいです✨

 

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ダーリンは帰国子女

ダーリンこと夫は、0歳から8歳までアメリカで過ごした帰国子女です。

 

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映画に出てくるようなschool bus 👀

 

今でこそ、帰国子女ってそんなに珍しくないですが、40年以上前ってまだ少なかったように思います。

 

日本に帰ってきて小学校に通うようになると、見た目は日本人なのに、言葉は片言、振る舞い方も周りの子と違っていたのでいろいろ大変だったようです。

 

いつも話を聞いていて面白いなと思うのは、日本にはちょんまげを結ったお侍さんがいるのではないかと思っていたこと(遠山の金さんや快傑ライオン丸が放送されていたそうです)や、電気はどうなっているのかと心配したそうです。(日本人はロウソクを使って生活をしていると思っていたらしい)😄

 

そして靴を脱ぐことや、お風呂の入り方、和式トイレの使い方などわからないことがたくさんあったのだとか。

 

きっと馴染めないこともあったでしょうけれど、周りに合わせようと頑張っていたのだと思います。

 

今はどうかわかりませんが、私が子どもの頃の日本では、協調性のない子はすぐに仲間はずれにされていましたから😢

 

「協調性」と言えば、先日ノーベル賞を受賞した真鍋淑郎さんが、アメリカ国籍を取得した理由について、「日本の人々は、いつもお互いのことを気にしている。調和を重んじる関係性を築くから」とか、「日本人が『はい』と言うとき、必ずしも『はい』を意味するわけではない。なぜなら、他の人を傷つけたくないから」、と言っておられました。

 

「協調性」とか「調和」ってとても大切なことだと思いますが、気をつけていないと自分の気持ちや考えを、きちんと伝えられない人になってしまうような気がしてしまいます。

 

自分なりの考えがあるのに、いつも周りを気にし過ぎて何も言えないなんて、なんだか悲しいですよね。

 

夫は日本の学校に通うようになって、周りと同じようにしないとうまくいかない、ということを学んでいった訳ですが、それが今でも影響していて、自分の考えを言葉で表現するのが苦手です。

 

相手の反応を気にするくらいなら、何も言わずに黙っている方がいいと思うらしいのです。

 

私の思う理想的な「調和」、「協調性」って、相手に対する気遣いを示しつつも、自分の気持ちをちゃんと伝えること、そして聞く側に回る時には、人それぞれいろいろな考え方や背景があることを理解して受け止めることなのではないかと思います。

 

それって簡単なことではないかもしれませんが、誰かの我慢の上に「調和」や「協調性」が生まれるのなら、なんだかとても生きづらくなるのではないでしょうか。

 

凹みのない「調和の円」を描いていけたら素敵なのに…

 

幸い、夫は家の中では自由人全開で喋り、振る舞います😄

 

夫のそんな様子に時々ドン引きすることがありますが、まあそれも面白くていいやと思えるのです。

 

生き生きとしていられるのなら何よりです✨

 

「私は周りと協調して生きることができない、それが日本に帰れない理由の一つです」と言った真鍋さんのその言葉が、なんだかとても胸に響いて聞こえてきたのでした。

 

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個性豊かな子どもたち✨

女の子たちに囲まれているのが若かりしダーリン😄





 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬の病気 歯周病

犬の寿命を延ばすためにも、歯磨きの大切さがよく言われるようになりました。

 

犬の場合、歯垢から歯石へと形成されるのが人間より早いので、歯磨きをして歯垢を取り除いておかないと、歯肉炎→歯周炎→歯槽膿漏→歯根膿瘍といったように、どんどん深刻な状態になってしまいます。

 

また歯周病の原因である歯周病菌は、心臓、肝臓、腎臓など、全身に悪影響を与えると言われています。

 

犬の場合3歳以上で約8割が歯周病になっていると言われているので、歯のケアを早いうちから始めないと、若くしてお口のトラブルを抱えてしまうことになってしまいます。

 

プータさんの場合、歯ブラシを使って歯磨きを始めたのが8歳になっていた頃だったと思うので、今思うともっと早くからやっておくべきだったと後悔しています😢

 

昨年末くらいだったのですが、いつもさせてくれていた歯磨きを嫌がるようになり、口元を拭くのも嫌がったのでおかしいなと思っていました。

 

そして今年の3月、ごはんを残すようになり、右側のほっぺが少し腫れているように思ったので、病院に連れていってみると、歯周病が進んでいることがわかりました。

 

奥歯が化膿していて、もうぐらついている状態だったので、ごはんを食べるのが辛かったのだと思います。

 

16歳になっていたこともあり、抗生物質の飲み薬で対処する方法も勧められたのですが、まだ体力的に全身麻酔をすることが可能ならば、手術で抜歯をしてもらいたいと思いました。

 

この先はできるだけ生活の質を落とさず、穏やかに過ごしてもらいたいと思ったからです。

 

もちろん万が一のことも考えたのですが、抗生物質でどの程度まで歯周病のケアができるのか不安でしたし、痛みを我慢しながらごはんを食べるのってストレスですよね。

 

手術前の体のチェックや、麻酔の量をコントロールして下さると先生がおっしゃったので、思い切って手術をすることにしました。

 

麻酔をしての手術はもうこれで最後かなと思ったので、抜歯、歯石取り、そしてついでに長年悩まされていた、耳の下と、中にできていた老人性のイボも取ってもらいました。

 

16歳一ヶ月でのことでしたが無事に終わってほっとしました😌

 

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退院してお兄ちゃんの膝で安心して寝ています💤



思っていたよりも多く抜歯して、縫合もしたのでごはんを食べるのがしばらく大変でしたが、なんとか回復してくれました。

 

術後の食事は、犬用のチュールで助かりました✨

 

角膜潰瘍の手術は14歳の時だったのですが、そのときに比べると、麻酔からの覚め方や、足元のふらつきも、きついような気がします。

 

やはりそれだけ体に負担があるんですね。

 

何はともあれ、今はごはんも食べれるようになってよかったのですが、あれ以来歯磨きをさせてくれなくなってしまって困っています😓

 

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360度ブラシになっているのを買ってみましたが使えない😢



時間をかけて訓練し直すにも、若い頃のようにはいかないと思いますし、もう歯が全部揃っているわけではないので、水に入れて飲ませるタイプのものを試してみようかと考えています🤔

 

 

改めて思いましたが、歯って大事ですよね。

 

プータさんのことがきっかけで、しばらくサボっていた歯医者さんに私も行くことにして、只今治療中です。

 

お口のケアは健康寿命を延ばします。

 

プータさんから教訓を学んだと思って歯を大事にしていきたいと思います🦷

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダーリンは木工がお好き🪵

子どもが成長すると夫婦二人の時間が増えるものですけれど、うちはというと、家の中でそれぞれが好きな事をして過ごしていることが多いような気がします。

 

だからと言って仲が悪いというわけではなく、お互いおひとり様が好きなのかもしれません。

 

ここ最近の過ごし方といえば、私は一人犬時間を楽しみ、夫は何年か前から木工にハマり、せっせと作品を作ってはオークションサイトで売り出すまでになりました。

 

商品として売り出すようになると、もっとクオリティの高いものを作らねばと思うのでしょう。

 

ひと部屋、木工部屋に潰され、気がつくといろんな機材が増え、「木屑が舞う😤」と苦情を訴えれば、なんと部屋の中に園芸用のビニールハウスが設置されているではないですか😱

 

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作業小屋?

 

何か作って欲しいものはないかと尋ねられても、そうしょっちゅう必要なものはありません。

 

以前、部屋干し用に物干し竿をかけらるものが欲しいと注文したことがあったのですが、出来上がったものはブランコがぶら下げられるかもと思うほど大きなもので、部屋をかなり占領されてしまいました。

 

一生懸命作ってくれたので、文句を言ったら悪いと思ったのですが、さすがに使い勝手が悪く、解体して違うものに作り替えてもらいました😄(環境に優しい)

 

でも主人に作ってもらって良かったものもあります。

 

それは洗面所のところに置く棚なのですが、既製品には無い良さがあって、私のお気に入りです。

 

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手作りならではの理想のサイズで、見た目も気に入っています✨

 

いいものを作ってもらいました😊

 

普段主人がオークションサイトで売っているものは大きなものではなく、万年筆をかけるスタンドだったり、メガネをかけるスタンドといった小物です。

 

色のバリエーションを増やして、お部屋時間の彩りになればと思って本人なりにオシャレなものを作っているみたいです😄

 

そもそも夫の木工の趣味は、ペン習字をやっていた時に集めた万年筆がきっかけでした。

 

私にはよく分からないのですが、万年筆って結構高価なものみたいなので、引き出しにしまっておくにはもったいないと思うのかもしれませんね。

 

大事にしているペンをスタンドに綺麗に飾ると、好きな人にとってはきっとご機嫌になるのでしょう✨

 

ダーリン渾身の作

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オキシトシンのプレゼント💕

愛犬家であるなら誰でも、愛する我が子に日々素敵なプレゼントをあげていることと思います。

 

それは「オキシトシン」という幸せのプレゼントです。

 

オキシトシン」はお母さんが母乳を出すために必要なホルモンだそうで、出産や子育てに関連するホルモンとして知られていました。

 

でもこの「オキシトシン」人間同士の間だけに分泌されるものではないんですね。

 

麻布大学の研究チームが「飼い主と犬が触れ合うことで互いにオキシトシンが分泌される」と発表して、ワンちゃんと人間との間でも分泌されると話題になりました。

 

オキシトシン」が分泌されると、自分は愛されていると感じて、幸せな気分になり、不安や恐怖心、ストレスの軽減、信頼関係の絆を強めるといった効果が得られます。

 

触れ合ったり見つめ合ったりすることで、与えているつもりのこのプレゼントを、自分も愛するワンちゃんからもらっているなんて、こんな幸せなことがあるでしょうか🥰

 

これは毎日プレゼントしないともったいない!

 

以前「マザーズタッチ」の記事で、優しく撫でることで痛みや緊張、不安を和らげることができると書きましたが、この「オキシトシン」が出てくるからなんでしょうね。

 

オモチャやおやつもいいけれど、スキンシップやアイコンタクトは、飼い主さんが与えることのできる最高のプレゼントです💕

 

そして更にこの素敵な「幸せホルモン」、なんとスキンシップをしなくても分泌される方法があるんです。

 

いろいろある中で私がいいなと思った方法は、

 

「人に優しくする」

 

「可愛いと思う感情を大切にする」

 

「柔らかいものに触る」

 

の3つです😊

 

この3つ目の柔らかいものに触るって、面白いですよね。

 

ぬいぐるみとかお気に入りのタオルケットを子どもが大事にするのもよくわかるような気がします。

 

でもこれは子どもに限らず、大人にもいいってことですよね。

 

いい歳してぬいぐるみを可愛がっている姿に引かれた時は、『え〜「オキシトシン」のこと知らないの』と言ってしまえばいいのです😄

 

誰だって幸せな気持ちになりたいのですから✨

 

「優しい気持ちで過ごすこと」、「可愛いと思える気持ちを大事にすること」、こんなささやかなことで幸せになれるのなら、小さな日常の中に取り入れていきたいものです。

 

オキシトシンオキシトシン💕」とつぶやきながら、今日も私とプータさんは幸せを味わいたいと思います😊

 

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オキシトシンはいかがですか?



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

犬の目の病気 眼球ろう

「眼球ろう」って聞いたことがありますか?

 

プータさんは網膜剥離になった後、半年くらい経った時だったと思いますが、この「眼球ろう」になってしまいました。

 

「眼球ろう」とは、網膜剥離ぶどう膜炎などの重篤な目の病気や炎症、損傷によって目が萎縮して、眼球そのものが死んでしまった状態のことを言います。

 

失明の場合はまだ眼圧が保たれているので眼球の形がキープされていますが、「眼球ろう」になってしまうと眼球が萎縮してしまうために、見た目に大きな変化があります。

 

プータさんの場合、定期的に測っていた眼圧の数値が低く、目が小さくなっていることから「眼球ろう」に気がつきました。

 

眼球が萎縮しているせいで、瞼が内側に入り込んでしまうため、どうしても目ヤニが溜まりやすくなってしまいます。

 

瞼の内側に溜まった目ヤニは、なかなか表に出てこないので綺麗に取るのが大変なんですが、だからと言って放っておくと、結膜炎を起こしてこじらせてしまうことがあります。

 

目の痛みが強く出てきてしまうと、眼球摘出をしなければならない場合もあるそうです。

 

なので目の機能を完全に失っていても、毎日の目ヤニケアは重要です。

 

プータさんも毎日頑張っているのですが、結構大変です😢

 

何せ目なのでそんなに力は入れられませんし、カピカピにこびりついたものや、粘度のある目ヤニは取るのに時間がかかります。

 

ホウ酸水の目薬で洗眼するという方法もあるのですが、プータさんはホウ酸水だと刺激が強いようなので、精製水をコットンにたっぷり含ませて取っています。

 

とにかく優しく、そっと目頭から目尻に向かってひたひたのコットンでなぞります。

 

それでも浮いてこない時は、瞼を少し上に持ち上げてそっと取り出していきます。

 

なぞるだけの時はいいのですが、瞼を持ち上げる時は嫌がるので、とにかく優しく声をかけて気を紛らわしながら取っていきます✨

 

最近はこの時に目薬もついでに済ませるようにしているのですが、上手くやる秘訣は二つあることに気がつきました。

 

一つは、とにかく力を抜いて優しく触ること。(力を抜くって結構難しい)

 

もう一つは、眠くなってきているタイミングでやることです。

 

テンションの高い時にやらない方が、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとってもリラックスしてできるような気がします。

 

目の見えない子は警戒心が強くなっているので顔まわりを触られるのが苦手です。

 

お互いに緊張しないためにも、テンションが低くなっている時、眠そうな時がgood timingです。

 

優しく瞼をなぞっていると、うとうとし出す時もあるので、「目ヤニをとることは気持ちのいいこと」っと思ってもらえるようになりたいです。

 

目のケアは信頼関係が大事です。

 

これからも一緒にがんばっていこうね✨

 

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右目が萎縮しています



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さみしくなった時は足し算の考え方


ここ最近、プータさんは、てんかんのような症状が出始めています。

 

今行っている病院では、CTやMRIを使った検査ができないので、はっきりしたことがわからないのですが、痙攣のような発作が短い時間ではありますが出てきました。

 

年齢も16歳ということもあって、もし脳に異常が見つかったとしても手術をしての治療はさすがにもう無理だと思います。

 

そう考えるとこの先何かあったとしても、ただ受け入れていくしかありません。

 

その日が来ることを考えただけでも、悲しくて、さみしくて、気持ちが混乱してきてしまいます😔

 

老犬と暮らしていると、やらなければならないお世話が多いので、1日がとても早く過ぎていくように感じます。

 

1日の終わりにプータさんを寝かしつけていると、

 

「今日もあっという間に終わってしまったなあ」

 

「一緒にいられる日が一日減ってしまった」

 

とつぶやいているんです。

 

そんな風に考えれば悲しくなるのは当たり前。

 

さみしくなってきてしまいます。

 

1日の終わりに、決まってこんな考え方をしている自分がたまらなくつらくて、何とか気持ちを切り替えなければと思ったんです。

 

そうしたら、私は「引き算の考え方」をしていることに気がついたんです。

 

いつになるかわからない日を勝手に設定していて、そこから今日1日を引いてしまっているんです。

 

そんな風に考えればそりゃ、減ってしまったことばかりに気が取られて悲しくなるに決まっています。

 

よく「余命宣告」されることが良いことなのかどうか、考えさせられることがありますが、命の日数をどう数えるか、これって難しいですよね。

 

どっちがいいのかは人それぞれなのかもしれませんが、「余命宣告」って考えてみれば「引き算の考え方」なのかなと思ったんです。

 

人間の場合は、残された家族のことを思って、身辺整理をするって意味では、意味あることなのかもしれませんが、過去も未来も、そういうことにとらわれずに今を生きている犬にとっては、「余命宣告」の考え方は無用なんだと思います。

 

あくまでもそれは飼い主の側な問題なんですよね。

 

そう考えたら、引き算ではなく「足し算の考え方」をしようと思ったんです。

 

1日減ってしまったのではなく、「今日も1日一緒に過ごせた」っていう足し算です。

 

この先、何日まで足していけるかはわからないけれど、少なくとも1日分は増えたのです。

 

「一緒にいられてよかったね」って、そうつぶやいて1日を終えることができたなら、少しはさみしさも和らぐのかなと…

 

「さみしくなった時は足し算の考え方」、頑張ってみようと思います。

 

ときどき上手くいかない時もあるかもしれないけれど、せっかく今日も一緒にいられたのだから、その日を大事にしていきたいです。

 

「プータさん、今日も大好きだよ✨」

 

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プータは今日も一緒にいるよ💕